ひこにーのホルン

大学生ホルン吹きの気づき集

結局基礎練はどう組み立てればよいのか?(タンギング/リップスラー編)

前回のロングトーンに引き続き、ここではタンギングリップスラーについての基本的な概念をまとめます。

タンギング

ロングトーンと同様に、普通に吹く際にどれだけ脱力できるかが全ての基本。アタックは出来る限りニュートラルに、息が流れている状態で切れるようにする。 まずは同じ音でのタンギングでこのことに気をつけてできるだけ滑らかに音が切れるように練習する。同じ音でのタンギングができたら半音や全音での移り変わり、それができたら3度や5度での移り変わりでも滑らかに切る練習をする。

スラー(リップスラー

タンギングではさほど意識しないことだが、音の跳躍は連続的なアンブシュアと息の変化によってなされる。ここで離散的な動きになると脱力が徹底できず、音が切れ目なく流れなくなってしまう。 まずはポルタメントで音を変えてみる。マウスピースでやるのが最も簡単で、最初のステップとしては効率的である。音をニュルッと変えていくイメージ。決して急に、雑に跳躍しない。 隣り合わない2音、例えば5度などの跳躍でも、基本的に最初は間の倍音を交えてポルタメントアルペジオ状に上下する練習を行う。全ての音を綺麗に移行できていると感じたら音価を半分にしてより実際の「間の音がない」跳躍に近づける。